研究室生活を終えるといろんなことを思うようになりましたね。
研究室がブラックなのかホワイトなのかっていう話って学生の間であるじゃないですか。
誰でもホワイトな研究室に行きたいですよね。
でも僕は留年してたんで、選ぶ権利はなかったです。
配属されたのはブラック研究室って言われてたところ。
1年間は死ぬ気で頑張ろうと決めた瞬間でした。
でも1年間研究室通ってみて、いろいろ思ってたのと違ったんですよね。
ブラック研究室とは
まず理由を説明する前にブラック研究室とはどのようなところなのか。
考えてみよう。
そもそもブラック研究室ってどんなところなんだろ。
僕が3年の時に思っていたのが、
・コアタイムがある
・卒業できない
・理不尽ないじめ
・卒論が認めてもらえない
・鬱になる
こんな感じですかね。
流れている情報によると僕の配属予定の研究室はこんな感じらしい。
入って1年過ごした感想は…
あながち間違いではない(笑)
*ネットで調べてみると、もっとえげつない研究室はたくさんありました!
御愁傷様です。
研究室って基本的に独裁国家なんですよね。
教授に逆らったら終わり。
教授のいうことは絶対。
だから教授が頭おかしいやつなら本当にしんどいと思います。
頭おかしい教授を見分けるためにも、先輩や友達にいろんな情報を聞いたり、研究室訪問しましょうね。
でも、ブラック研究室って言われているところの半分以上は、実はブラックじゃなくて普通の研究室じゃないですかね。
そう思う理由を説明していきます。
学生のブラックは黒くない
1つ目の理由は、実は学生からみた研究室はブラックじゃないです。
学生のブラックってブラックじゃないことが非常に多い気がします。
なにせ、それまで学生生活がどホワイトだったからです。
いままでは週3とか4とか休みがあって、学校にいる時間もそれほど多くない学生が多いです。
それが研究室に配属されてからは、生活が一変します。
朝9時には学校に行き、17時までは当たり前。
終わりそうになければ、徹夜だってやる。
単純に自由な時間が大きく減ったことによって、普通なことでもしんどく感じてしまうんですよね。
大学生=自由
の図式を間違って解釈してしまっている人がブラックブラックって言っている気がします。
根本的な考え方が違う
2つ目の理由は、まず根本的な考え方が違うという点です。
これはすごく大事で、教授と学生の間で根本的な考え方が違う場合もあります。
学生のほとんどは、卒業したい=単位が欲しい
教授の場合は、生徒の育成
どうですか?
これだけでも全く違うと感じませんか?
ちょっと想像してみてください。
学生の場合は卒業したいってことは、できるだけ楽に単位が欲しいって考えることと同義だと思うんですよ。
でも、教授の場合は、生徒の育成に重きをあてているので、成長させるためにも、厳しい課題を与えることとなります。
学生は楽したい
教授は厳しくしたい
このように学生と教授の考え方が違えば、学生にとっては正しい研究室ほどブラックに感じるかもしれません。
ホワイトに感じる研究室は
学生は楽したい
教授も楽したい
もしくは
学生は学びたい
教授は学ばせたい
このようにお互いの利害が一致し、完全にwin-winの関係になった時にホワイト研究室だって感じるんじゃないでしょうか。
ちなみに僕の場合は、後者でしたね。
自分で考えれてないやつほど叫んでるな
最後の理由はこれです。
最初にこの流れ見てください。
教授が実験の提案する
↓
言われた実験やる
結果の説明がうまくできない
↓
教授に結果の文句言われる
↓
ふざけんな!!
言う通りにやったのになんで怒られないといけない!!
これ見てどう思います?
そりゃ、説明できない方が悪いだろww
って思っている人が大半だと思います。
でも研究室の文句言っている人ってこんな流れで言っている人が多い気がします。
てか自分が悪いってことに気づいてない人が多い。
明らかに自分のことを棚に上げて話す人が多すぎるんですよ。
この話だって、実験の説明がうまくできないってことは、何かしらわかってなかったんですよね。
でも教授が提案した方法だからとりあえずやっておこう!
まず、この態度が間違ってますよね。
本気で取り組もうと思っていたら、自分なりに与えられた実験について解釈して、意味がわからないところがあったら聞くでしょ。
これが勉強に取り組む上での当然の態度ですよね。
今までは特に勉強もせずに、言われたことをこなしていれば単位をもらえるような生活でした。
そんな生活がいきなり変わるわけです。
自分で考えて行動しなければいけなくなるんです。
そりゃしんどいですよね。
小、中、高、大学3年間と
合計で15年間も問題と公式を与えられて解き続ける生活だったのです。
解くことが正義で、点数が高ければ優秀。
この生活から激変します。
自分で問題を考え、それを解決するための公式を自分で考える。
やったことないことを初めてやらされるのだから、そりゃ難しいですよ。
もちろん、間違った解釈をして間違った方向に進んでしまうこともあります。
それを矯正してもらいながら正しい考え方を学んでいく場が研究室の生活だと僕は考えています。
ブラックブラックって叫ぶ人は、答えを求め続けてるからいつまでたっても子供のような考え方から変わらないんですよね。
自分で考えることが出来ていないから、教授の言っていることも理解できてない。
いや、理解しようとしてないんですね。
いつまで答え求め続けるんですかね。
まとめ
学生によってはまったく大学に行ってなくて単位取得している人もいるじゃないですか。
代返や代筆を友人に頼んで、テストだけ頑張っている人。
僕の周りにもそこそこいて、結局週4は休んでいる人とか結構いるんですよね。
そんなやつが「俺の研究室週5で行かんといけん。ブラックだー」
とか叫んでていてもバカじゃないの?って思いますよね。
はずかしいからそんなこと言わないで。
って思っちゃいます。
結局、研究室がブラックなのかホワイトなのかは自分の考え方だと思っています。
楽しようとばかり考えないで、新しい見方を見つけてください。
色々思うことを書きましたが、実際には教授が本当にクズなところはあります。
実際に知り合いからも、自分の好みの顔の学生にだけ優しくして、気に入らない学生をやたらいじめる教授もいると聞いたことがあります。
こうなってしまうとどうしようもないので、できるだけ友達や先輩から情報を仕入れて、まともな研究室に入れるように頑張りましょう。
そもそも教員に学生を育てる気がないというブラック研究室もある気がします。
確かにそのタイプもありますね。
そのような研究室は入る前に見極めたいですよね。
学生より院生の話を聞くと、そのような研究室を見抜きやすい気がします!