大学生活は就活のためにある。
こう思っている方は少なくないのでは?
実際に思っていなくても、就活に有利になるから大学に行くと決めて大学に来た人はかなり多いでしょう。
しかし、実際に就活の時期になっても何を準備したらいいのか、何をすればいいのかよくわからず、何もせずに時間だけが過ぎてしまったという方も少なく無いはず。
そうならないためにも、まず就活するにあたって、最低限意識しておかなければならないことについてお話しします。
間違った方向に進まないためにも理解しておかなければならない内容です。
企業に正しいアピールを
そもそも、皆さんは就活をどのように考えていますか。
3年ほど前に「就活狂想曲」なんてアニメが流行りましたね。
最近では映画「何者」も大人気の作品となっています。
どちらも「就活の闇」をテーマにしていますね。
このイメージだと就活ってかなり嫌なイメージですよね。
しかし、難しく考える必要はありません。
就活なんて
できるだけ自分を良く見せ、いかに過大評価してもらえるかを競い合うゲームです。
企業は当然、優秀な人材を確保したいですよね。
ならば、企業に自分の魅力を伝え、自分を会社に入れることがどんなにメリットとなるのか。
ということを十二分に説明することができ納得してもらえたなら、企業側から「お願いします。入社してください」ということになるわけです。
当然ですが、企業にアピールする際には、企業が欲している人材であることをアピールをしなければなりません。
そのためには企業が求めている人材についてはっきりと理解しておく必要があります。
企業が求めている人材とは
実際に企業が求めている人材はどのような人材なのでしょうか。
「企業 求める人材」でググってみましょう。
こちらは2番目に出てきた記事の内容です。
(1)チャレンジ精神(変革する力、バイタリティ)
(2)チームワーク力(共感力、チーム志向)
(3)コミュニケーション力(論理的思考、伝える力)
(4)リーダーシップ力(周囲を巻き込む力、主導力)
(5)主体的行動力(自律的アクティビィティ、やりぬく力)
(6)グローバル素養(異文化受容力、語学力)
業種によって少しずつ意味は変わってきますが、基本的にはこれらが大切だということを伝えています。
私自身が先輩や教授などいろんな人から聞いた話もこれらに共通する部分があります。
つまり、いろんな人のお話は言い方は違えど、根本的な部分は同じなのです。
これらについて詳しく意味を理解すれば、自分がどのようにアピールすればいいのか、これからの生活をどのように過ごせばいいのかを考えるきっかけになるかもしれません。
また、その能力を鍛えるためにどのようなことをしたらいいのか簡単に紹介していきます。
チャレンジ精神
チャレンジ精神という言葉は簡単にイメージできるのではないでしょうか。
チャレンジ精神とは「結果を恐れず、変化に挑むこと」ですね。
新しい問題を見つけ、それに挑む。
めまぐるしく変化している現代社会においては、常に新しいことに目を向け、それに挑戦する力が必要です。
大学生は時間もお金も余裕があるので、周りの人がやっていないような面白い経験をするチャンスがたくさんあります。
何か探してみてください!
チームワーク力
チームワークと言っても、周りに合わせて顔色をうかがい、周りについて行くという消極的な意味ではありませんよ。
企業側が欲しているチームワーク力とは積極的な意味で捉えなければなりません。
ここでのチームワーク力とは、集団の中で自分の役割を理解し、仲間と共に目的に向かって努力できる人です。
消極的なチームワーク力は積極的なチームワーク力の一部でしかありません。
どういうことかというと、積極的な意味で自分の役割を理解した結果、今回は周りについて行くという消極的な意味になることはあるでしょう。
しかし、企業が欲しているのは消極的な人材ではなく、積極的な人材なわけです。
現在、自分がしなければならないことをしっかりと理解する能力が必要なので、チームワーク力というのは少しレベルが高いですね。
チームワーク力を磨くためには、とにかく相談しあうことです。
それも色んな人と意見を交換しあい、自分の中で咀嚼することでチームワーク力は磨かれます。
コミュニケーション力
これも誤解している方は多いのではないでしょうか。
ここでの、コミュニケーション力とは、知らない人とすぐ仲良くなれるとかそのような能力の事ではありません。
自分の考えを論理的に相手が納得できるように説明できる能力のことです。
これって実は結構難しいことなのです。
自分では伝わっているつもりでも、実は全く伝わっていないということが本当によくあります。
書いた文章を1週間後に改めて見直すと、誤字や表現の間違いなどで正しく伝わっていないということは本当に多いです。
コミュニケーション能力を鍛えるためにはとにかく、人に説明したり文章を書いたりするしか鍛えることはできません。
そのためにも、何かで情報を発信しましょう。
ツイッターでもいいし、ブログを作ってもいいし、友達に話してもいいし。
そうすることで、チームワーク力とコミュニケーション力を同時に鍛えることができます。
リーダーシップ力
リーダーシップ力は、集団が目標を達成するために各メンバーの力を最大限に発揮させるよう導く能力です。
つまり、周りの人の性格や能力を考慮して、最大限のパフォーマンスができるようにアシストすることです。
上司や会社に不満ばかりある会社はいい結果を残すことは難しいのではないでしょうか。
お菓子メーカーの超一流である、カルビーの社長さんはこのようなことを言っています。
今テレビでやっているお菓子総選挙でカルビーのお菓子がめちゃくちゃランクインしてるんですけど、ここでカルビー社長がいつかテレビで言っていた事が正しかったと証明されましたね。 pic.twitter.com/b9uYEopyIo
— おざなり (@Rock_ozanari) 2016年11月27日
これがまさに理想的なリーダーシップ力ですね。
就職する前の大学生活では、リーダーシップ力を鍛えるのは難しいですよね。
少しでも鍛えるためにはサークルや学科で後輩とよく絡むことが良いでしょう。
主体的行動力
主体的行動力はただの行動力とは少し違います。
主体的行動力とは、自ら考え行動する力のことです。
これも簡単なようで意外とそうではありません。
なぜなら、私たちは成長して行くにつれて失敗を恐れ、行動力を失ってしまいます。
考えれば考えるほど失敗したことを考えるようになることが多いです。
昔を思い出してみてください。
幼稚園、小学生低学年くらいの子供たちは先生の質問に答えたくてどんどん手を挙げていきますよね。
しかし、高学年、中学生と成長していくにつれ、間違えたら恥ずかしいという感情が芽生えはじめて、だんだんと手を挙げる人は減ってしまいます。
私はその典型例のような子供でした。
間違うことを恐れて、自分の考えを伝えたり行動に移すことができない。
その解決策は、勇気を出し新しいことに挑戦すること!だと私は思います。
新しいことを調べ、目的を持って行動することによって主体的な行動力が身につくでしょう。
グローバル素養
これはもちろん外国語の能力だけではありません。
海外という慣れない土地でも力を十分に発揮できるかどうかということです。
どちらかというと度胸や機転に近いですかね。
多少言葉がわからなくても、相手の言っていることを理解すること。
予想外の展開にも、落ち着きとっさに判断すること。
これが求められているグローバル素養です。
これを鍛えるには、留学などで実際に海外に身を置いてみる。
など色んな初めてのことにチャレンジすることで度胸や機転は磨かれるでしょう。
大学生はブログをやっておこう
これらの要素をまとめて解決できる有益な策がまさにブログを始めることだと思います。
書くネタを探すために色んなことを調べ、挑戦する。
そこで取り入れた情報を咀嚼し、自分なりに文章に書き直す。
ブログも色んな人に見てもらおうと目的を持ち工夫して取り組むし、正しく書き続けると色んな人に見てもらうことができます。
まさに企業が欲している人材になるための練習になります。
就活の際に、どれだけ小手先のテクニックを使って自分を良く見せようとしても、根本的な気持ちや考え方が違ってはどうしようもありません。
ここで企業が求めている人材を頭に入れておき、就活頑張ってみてください。